大垣の料亭助六のちかげ女将です
私は料亭でお食事をお出ししたりお酌をしているので、毎日その手元をお客様に見られています。
どんなに美しい所作を心がけていても、荒れてカサカサにひび割れた手元では少しも美しく見えません。
冬になり空気が乾燥して手の水分は蒸発しやすくなっています。また、水仕事ではどうしてもお湯を使いますし、風邪予防で消毒の回数が増えるなど、手荒れのリスクは高まっています。
そんな冬こそ大切なハンドケアを、なるべく簡単で日頃出来ることを中心にお教えしますね。
①手はなるべくぬるま湯で洗い、きちんと水分を拭き取る。ごしごし拭かず、ポンポンと叩くように拭きましょう。
③台所洗剤は正しく使う。最近は超濃縮タイプが多いので、容量を使いすぎている可能性がありますよ。一度、裏書を読んでみましょう。
③ハンドクリームは手で温めてから塗る。さっとそのまま塗るより、一度手のひらで温めてから塗ります。
④化粧水をつけてから、ハンドクリームを塗る。顔に化粧水をつけるついでに、手にもしっかり化粧水で水分補給してあげ、いつもより少し多めにハンドクリームを塗ります。
⑤爪の乾燥やささくれのケアをする。小さなボウルにハンドクリームと湯を1:2の割合で溶かし、指先を3分程度浸します。
仕事上、接客中はどうしても手を洗う回数が増える上にハンドクリームを塗ることができません。
その分それ以外の時間に少しでも出来ることをするようにしています。
外出時はしっかりハンドクリームを塗ってから手袋をすると、浸透度が上がる上に外気にもさらされないのでとてもオススメです。シルクやカシミヤだと肌触りがいいですね。
料亭の女将は指先まで気を使います。
【ご予約・お問い合わせ先】 TEL 0584-81-1290