助六にも顔合わせの問い合わせがたくさんありますが、顔合わせは両家が初めて対面する場ですので、ご本人もご家族もとても緊張しますよね。
初めてのことでしょうから、わからないことがたくさんあることと思います。
ただでさえ緊張しているのに、初めて利用する料亭で慣れないマナーにあたふたし、笑顔も会話もなくなってしまってはせっかくの印象が台無しです。
これから何回かに分けて、顔合わせそのものや、料亭や和食のマナーについてお伝えしていきますので、ぜひ参考になさって後悔のない1日をお迎えください。
「顔合わせ食事会」は、結婚が決まってから両家があいさつを兼ねて開く食事会のことをいいます。
今後の結婚準備をどんな段取りで進めていくのか、両家の意向を伺う場にもなります。
当人同士がリードして顔合わせの会場や日取りを決めていきましょう。
時期 式を挙げたいと思っている半年くらい前 日柄の良い日は早めの予約が必要です。
場所 料亭・レストラン・ホテルなど (ゼクシィでは、料亭は40%と一番人気です。完全個室で料理は間違いなく、格式を感じられ、女将のフォローもありますから、どんな方にも安心してお選びいただけます。)
服装 カジュアル過ぎない会場の雰囲気にあったもの (男性:ダークスーツ 女性:ワンピース・スーツ 料亭をお選びになった時はお着物も素敵ですね。)事前に両親と打ち合わせをし、両家の格を合わせましょう。
料理 食事代は、1人あたり1~1.5万円が相場 ゆっくり時間をかけて味わえるコース料理がよいでしょう。内容や好みを予約時に相談しておき、縁起のよいものを取り入れてもらうこともできます。
手土産 両親同志が用意し、渡しあうことが多いようです。必ずしも用意しなければならないわけではないですが、遠方から出て来る場合は地元の銘菓や特産品などを渡すと喜ばれるでしょう。
どんな些細なことでも相手方の意向を汲み、ひとりよがりに決めないことが大切です。しっかり準備すれば、当日余計なことに気を使わずに済みますし、ご両親に恥ずかしい思いをさせることもありません。
次回は席次の決め方や和室でのマナーなどをお話ししますね。
料亭の女将は予約の段階でどんな相談にもお答えいたします。