3月に風邪をこじらせて入院し1か月という短い期間の間に「もっと何かをしてあげれば長生きできたのでは、私がしっかりとしていれば」などと後悔ばかりしていた七七日でした。
亡くなってすぐは時間ができると考えてしまうので、何かと仕事を作り考える時間がないようにないようにしてきました。それがだんだんと日にちが経つにつれて後悔の念が強くなってきていました。
存在感の強い父ではなかったのですが、
家族の毎食の食事の料理を作ってくれた父だったので、母と食事の用意をしながら、
「お父さんの味付けは美味しかったよね」「お父さんにもっと料理を教えてもらっておけばよかったね。」などと話をしたり、
いつも座っていた父の場所に父が居ないことや、何気ないことで父の面影を思い出しては心の中で後悔をしていました。。
昨日の忌明けには、何も治療をしなかったことを後悔している今と、
辛い治療をさせたら辛い思いをさせたのではと言う後悔、どちらにしても後悔はしたのではないかと、ご住職のお経を聞きながらやっと思うことができました。
落ち着いて父の遺影を見て自分にいい気かせることができました。
少しづつ、父との思い出を後悔から懐かしさに変えていきます。
亡くなった日から私にできることは仏となった父にお経を読むことだと思い、
毎日正信偈を読んでいます。
全く読めなかったお経でしたが、今の時代はYouTubeで何でも検索をすることができ、お経のYouTubeと一緒に毎日お経を上げ、少しづつ読める様になりました。
父の思い出を笑って話せるようになるまで続けてまいります。
自分自身こんなに父を好きだったなんて本当にびっくりぽんです。
料亭の女将は実はファザコンでした。