ふぐを堪能するなら
やっぱりこれは外せません。
ふぐのヒレ酒。
ふぐのヒレを焼いて、熱燗に入れて飲む。
日本酒好きには堪らない最高の贅沢です。
日本酒の風味もガラッと変わり、
ふぐの旨味が凝縮されたヒレ酒は
一度飲むとその美味しさに、
やみつきになります。
その作り方ですが、
湯呑に焼いたひれを入れて熱燗を注ぎます。
温度は温度75℃から80℃くらい。
通常の熱燗が60℃くらいですから気をつけて下さいね。
熱い温度にすることでヒレに含まれるアミノ酸などの旨み成分が酒に溶け出し、
独得の風味と味が出ます。
60℃以下ですとヒレの生臭さが出て旨みが半減します。
すぐ蓋をして3-5分ほどで出来上がりです。
ひれは厚みがあり、
3cm角のものならば2枚が1合のお酒に適量で、
時間を掛けて少し焦げるくらいにしっかり焼くと、生臭くなりません。
飲む際はヒレは取り出してもいいですし、
浸したままでも構いません。
熱々のヒレ酒、
一気に飲むと、口の中を火傷してしまいます。
ゆっくりと味わいながら飲んで下さいね。
料亭の女将は、旨味たっぷりのひれ酒が冬に欠かせません。