本日は「クエ」をご紹介いたします。
幻の高級魚として知られる「クエ」。
クエが「幻」と呼ばれるのは、
なかなか釣れず、手に入れるのが困難なためです。
夜行性で、岩場に隠れているクエは、
時期によっては深海の方に行ってしまうことも。
見た目は無骨な形ですが、
ふっくらとした白身に厚い皮はコラーゲンが豊富で、
本当に美味しいお魚です。
胃袋やエラまで捨てるところがなく、
脂がたっぷり乗っています。
脂はさらっとして上品で、高級魚と言われるのも納得の魚です。
鍋にすると皮のコラーゲンが、だし汁にスッととけ込んで、また美味しいのです。
クエは1年を通じて食べられるものの、
最も美味しい旬の季節は、10月下旬から2月にかけて。
エサが少なくなる真冬に備え、
たっぷりとエサを食べて脂が乗ってくるこの時期が1番美味しい季節となります。
クエは白身の魚。
甘味のある身に脂が乗った濃厚な味わいで、
クセがなく時にはフグより美味しいと言われることもあります。
そんなクエはどんな料理にもよく合います。
皆様がご存知な料理と言えば、
やはり、クエ鍋ではないでしょうか。
クエ鍋の他しゃぶしゃぶもおススメです。
ポン酢によく合いますよ。
刺身や焼き物、煮物などにしても美味しいです。
助六では今月のお料理で
クエをお造りにしておもてなししています。
是非旬の間に、幻の高級魚「クエ」をご堪能くださいね。
和食を楽しむ料亭の女将は、クエ鍋で寒い冬、ほっこり温まります。