芋茎とは、八ツ頭や唐の芋、赤芽芋などの里芋の葉柄部分を指します。
八ツ頭から採れる「赤芋茎」や緑の「ハス芋」はよく目にすることができますが、
「白芋茎」は、あまり目にしませんよね。
日が当たらないように栽培されたのが「白芋茎」です。
エビイモやサトイモなどの葉柄で、
太ったころに紙を巻き、
日が当たらないように栽培されます。
エビイモの白芋茎は、脱色されたという意味から白ダツとも呼ばれていて、
手間がかかり数が少ないため、
高級食材として和食の世界では珍重されています。
料亭などに行かないと中々目にすることはできない食材と言われるほどなのです。
中がスポンジ状になっており、
夏らしいシャキシャキッとしたさわやかな食感と、
さっぱりとした涼し気な味わいが特徴です。
今月のお料理では焼き物で、白芋茎をおもてなししています。
豆腐クリームをたっぷりとかけてさっぱりですが濃厚な味わいが楽しめます。
是非ご賞味下さいませ。
和食を楽しむ料亭の女将は、食欲がない時でも芋茎は食べやすくて大好きです。