本日は「太刀魚」をご紹介いたします。
銀色の皮、細長くスマートで、
刀のような魚体が特徴の太刀魚。
産卵期は初夏から夏で、
夏~秋頃が旬とされています。
太刀魚の身には年中脂が乗っており、
マグロの大トロ並の多さと言われています。
想像するだけでも贅沢な感じがしますよね。
太刀魚には、うろこがありません。
そのかわりに「グアニン」という物質で体を覆っています。
銀色のピカピカした光沢の理由が、その、グアニンです。
手でこそげてみるとすぐにグアニンが取れてしまいます。
ちなみち、グアニンを使って昔は人工的に真珠を作っていたこともあったそう。
美味しい食べ方ですが、
鮮度が高い場合は刺身がオススメです。
トロのように脂が乗っていて濃厚ですが、あっさり淡白な味わいです。
醤油やポン酢、薬味や柑橘類など、
あっさりした味付けで食べるのがオススメです。
炙ってもまた違う美味しさが味わえますよ。
助六では今月のお料理で、
太刀魚の造りをおもてなししています。
ほどよく脂の乗った柔らかな身は、
淡白なのに噛めば噛むほど旨味が出てきます。
上品な夏の味をご堪能いただけます。
是非じっくりとご賞味くださいませ。
和食を楽しむ料亭の女将は、太刀魚の美味しい食べ方を伝授いたします。