美味しく作るポイントをご紹介いたします。
①ヒレはしっかりと焼くこと。
焼き切っていないと、生臭さの原因になるので
しっかりと焼きましょう。
②お湯の温度は75度以上で。
一般的な、熱燗の温度は60度ですが
もう少し熱めの、75〜80度にして作りましょう。
フグに含まれるアミノ酸など旨味成分が溶け出す温度が
超熱燗の75度くらいになります。
③アルコールをしっかりと飛ばす。
ふぐヒレ酒は、焼いたヒレを1〜2枚日本酒にひたし、
3分ほど蓋をして蒸らします。
蒸らしたあと、蓋を取る瞬間にライターなどで火を近づけると、
器から青白い炎が上がりお酒の表面から気化するアルコールを飛ばすことができます。
アルコールを飛ばすことで、超熱燗にもむせることなく飲みやすくなります。
ひれ酒から味わえるふぐの旨みや香ばしさを楽しむなら、
アルコールを飛ばす作業は忘れずに行いましょう。
むしろ、この作業が好きでヒレ酒を楽しむ方もいらっしゃるとか。
ふぐの旨味が凝縮されたヒレ酒は
一度飲むとその美味しさに、
やみつきになります。
熱々なので一気に飲むと、口の中を火傷してしまいます。
ゆっくりと味わいながら、気を付けて飲んで下さいね。
料亭の女将は、旨味たっぷりのひれ酒を飲むと体も温まります。