大垣の料亭助六のちかげ女将です。
料理には欠かせない調味料。
調理の際、または料理の完成後に加えたりするなど、
料理の味を引き立てるために調味料はとても重要な要素ですね。
調味料を手作りしていない料亭は料亭ではない。
助六ではもちろん自家製調味料。
これが意外と他の方に話すと驚かれるのです。
秋元祥治さんのブログでも「老舗料亭女将に聞いた、驚きのこだわりを3つ。(事例)」と題して記事にされていました。
わたしもこれにはびっくり。(笑)
調味料といえば、どうしても料理においては「脇役」だと思われがち。
その脇役にもあえて手間と時間をかける。
既製品ではいけないからです。
既製品だとやっぱりどうしても味が部分的にキツかったり甘かったりします。
それではお客様に自信を持ってご提供できません。
料理長はこう言います。
「自分なりに最大限に美味しい調理をさせていただきたいから。」
自家製調味料にはただ手間と時間だけがかかっているだけではありません。
そこには誰よりも熱い料理長の情熱がかけられているのです。
だから幾度も改良がされてきています。
一見するだけでは分からないかもしれません。
でも、そのような見えないところにも全力で力を入れる。
このように料理長らしさ、助六らしさがにじみ出た調味料は「本物」です。
今まで自家製調味料のことを特に大々的に謳ってきたわけではありません。
なぜなら、それが料亭として当たり前のことだからです。