本日は「牛カツ」をご紹介いたします。
少し前から牛カツが注目されているそうです。
大阪や京都、東京に専門店があるほどで、
サクサクの衣で牛肉を包んで揚げ、
レアな肉のうまみを堪能できるというスタイルの牛カツ、お酒にも合いそうですよね。
牛カツは、スライスした牛肉にパン粉をつけて
食用油で揚げた洋食としておなじみですが、
明治初頭、コートレット(カツレツ)という、
衣を付けた仔牛肉を油を入れたフライパンで焼き揚げる西洋料理が紹介され、
これが多量の油で「揚げる」調理法に変化し、現在の姿となったそう。
大正時代以降になると、
洋食が大衆化する過程において安価で入手しやすい食材が求められ、
カツレツは仔牛肉から豚肉が定番になりました。
特に豚肉文化圏である関東人の好みに合うことも理由とされています。
マイナーな料理となっていた牛肉のカツレツでしたが、
「牛カツ」という名称で2015年に東京でブームとなり、
ここ数年で急速に認知度が上昇してきました。
この「牛カツ」は、「厚切り」「レア」「和風」のスタイルが主流で
ほとんど火を通さないレア状態のカツを和風のソースで食べるスタイルが人気だそうです。
和風のソースは、わさび醤油や山椒、とろろなど
その店独自のオリジナルも含め豊富な種類があるそうで、
時代とともに新しい食べ方が生み出され、バリエーションが広がって楽しいですね。
旅行に行った時に、牛カツツアーなんていうのをして、
自分だけの美味しい食べ方を見つけるのも面白そうですね。
助六では今月のお料理で、
牛カツをおもてなししています。
極上の飛騨牛をレアにして
衣をカラッと揚げ、
サクサクとした衣と飛騨牛のジューシーさが良く合い絶品です。
自家製の甘酸っぱいマンゴーソースとの組み合わせもバッチリです、
初夏らしい爽やかな味覚をお楽しみいただけます。
是非助六で、今流行りの牛カツをご賞味くださいませ。
和食を楽しむ料亭の女将は、流行に敏感です。