大垣の料亭助六のちかげ女将です
この春、中期インターン生5人を受け入れる事になり、2月は二人、3月も二人、2月3月継続は一人 計五人です。初めての一度に大勢の受け入れで私も従業員も少し戸惑っています。
仕事は、助六をSNSで発信する仕事でコツコツと忍耐力のいる仕事です。黒子に徹して裏でする地味な仕事ですが集客には大切なお仕事です。彼女、彼達にとってはいかに助六の良さを短時間で理解し人に伝えるか、量と質にこだわり完成させていかなければなりません。
そんな、彼、彼女達は初対面でありながら、数時間でお互いの得意を認め合い、毎日のノルマをこなすためにどうしたら早くできるかを考えて仕事をしています。
日に日に作品も良くなり、初日の緊張した顔が余裕のある笑顔に変わっていきます。
予約が多くある日は接客業務も手伝ってくれて助六に溶け込んでくれてます。
その中の一人、可愛い理系のお嬢ちゃん。小柄でお子ちゃまな感じなんですが、パソコンを触らせたら顔つきがきりっとして仕事をこなしていきます。仕事も研修の目的ですが、彼女にとっては生活面で自立するのが目的の一つだそうです。絣の作務衣に赤いエプロンが似合います
もう一人の男の子。背がひょろっとしていて今にも倒れそうな感じの子。この子は文章を書くのが得意でコツをつかんでどんどんと仕事をこなして、ノルマもあっという間に毎日こなしていく。お子ちゃまから頼りにされてます。
夜下足番をしてくれるのですが、これが難なくこなしていき、靴を預かるだけでなく気を効かせて部屋までご案内。気の付く青年です。彼のもう一つの目的はモテ男になる事です。これは私と決めたことですが。(笑)
もう一人の女の子は無口でまじめな子ですが、私が他の子に作法を教えていると「私にも教えてください」と前向きに聞いてくる積極的な女の子。他の二人からも頼りにされてます。
彼女、彼を見て改めて学ばさせてもらいました。人は得意分野で活躍すると能力が発揮できる。それを認めて伸ばしていくのが上司の役目だと。
また、当人同士も相手の得意分野を認めて仕事を分担すると仕事がはかどるのだと。
学生は私から経験を学び私は学生から柔軟な頭を借りています。
料亭の女将は学生に教えているように見えますが本当は学ばさせてもらっています。
【ご予約・お問い合わせ先】 TEL 0584-81-1290