最近日中も気候が寒くなり、
ますます温かい料理が美味しく感じられますよね。
冬も近づいてきたということで、
お勧めしたいのがフグ料理です。
本日は、和食ツウなら知っておきたいフグの楽しみ方を、
少しご紹介致します。
まずは、ヒレ酒。
フグを楽しむなら日本酒でヒレ酒を作ることで、
とことんフグの味覚を堪能出来ます。
日本酒の風味もガラッと変わり、
一度飲むとその美味しさに、
やみつきになる方もいらっしゃるほど。
その作り方ですが、
湯呑に焼いたひれを入れて熱燗を注ぎ、
すぐ蓋をして3-5分ほどで出来上がります。
ひれは厚みがあり、
3cm角のものならば2枚が1合のお酒に適量で、
少し焦げるくらい、
しっかり焼くと生臭くなりません。
お酒の温度は60℃以下だと、
少し生臭さが残るかもしれません。
ひれは取り出してもいいですし、
浸したままでも構いません。
フグの旨味が凝縮されているのに飲みやすく、
フグ料理を楽しまれるなら是非お勧めです。
そして次にお勧めしたいのが、
期間限定で楽しめる白子。
1月から3月の間は、
ふぐの産卵期となり、
白子が充実しとても美味しいのです。
調理方法は、
湯通しした白子をもみじおろしとポン酢でいただく湯引きや、
そのまま白子を焼いたり、
天婦羅や唐揚などの揚物なども美味いです。
白子独特の食感と、
この時期ならではの濃厚な味わいを、
しっかりと楽しみたいなら、
やはりシンプルな調理法がうってつけです。
これが、日本酒にもよく合いますよ。
寒い時期だからこそ、
体の奥まで温まる熱燗とご一緒に、
是非いかがでしょうか。
料亭の女将は、日々美味しい食べ方を研究中。