助六には、ふぐが泳ぐ水槽がございます。
ふぐ料理の定番「てっさ」などを、
最高に美味しく食べるなら、
やはり鮮度が命です。
助六では鮮度にこだわり、
捌く直前まで水槽で泳がせているのです。
水槽から出たふぐは、まな板の上でピチピチと跳ねたり、
こんな風にプクッと膨らむこともございます。
プクッと膨らむのは、威嚇している時に
水や空気を吸い込んでいるからなのですが、
ふぐは胃に、特殊な「弁」と袋状の「膨張のう」を持っており、
ここに水や空気が入ることで、
体を膨らませているそうです。
膨らむと、コロンとして可愛く思えませんか?
板前さんも「可愛いからなんだかさばくのが申し訳なくなる」そうです。
是非助六で、鮮度抜群で旨味がぎゅっと詰まったふぐを、
ご堪能下さいませ。
和食を楽しむ料亭の女将は、てっさが大好物です。