大垣の料亭助六のちかげ女将です
8月のお献立には助六名物の米粉うどん「水都紫」が登場しております。
白のうどんがハツシモ、紫のうどんが黒米でございます。
ハツシモとは岐阜県のみで栽培されるブランド米。収穫時期が遅く、初霜が降りる10月下旬頃に収穫されることから名前がつきました。甘味と水分が豊富な「ハツシモ」は一粒一粒が大きくしっかりとした食べ応えがあります。その「ハツシモ」をうどんにいたしました。
黒米は古代米として知られ、濃い紫色をしたお米です。縁起の良い出世米として皇室御用米にもなり、古くからお祝いの席などで食べられていました。ビタミン、鉄分、リン、カルシウムのほか、果皮の色素アントシアニンは視力増強や肝機能強化の作用や、現代人に不足しがちな栄養分が多く含まれており、摂取することで滋養強壮作用があるといわれています。
もちろん、無着色・無添加。小麦を使用していないためアレルギーの方にもおすすめです。古代米「黒米」の麺は茹でることで深みのある紫色に仕上がることから「水都紫」と名付けられました。紫は気品高く神秘的な色、古代中国や律令時代の日本などでは最高位を表す色とされていました。「水都」はもちろん助六のある大垣のこと。大垣は水に恵まれ、水を活かし、水に育まれ、水美しく豊かなまちです。
老舗料亭助六の名物はわたくし女将と〇〇です。
2014.8.7