大垣の料亭助六のちかげ女将です
秋の味覚の代表といえばやはり松茸。この季節だけの恵みを味わいたいですよね。
深みのある香りと噛み応えのある歯触りが特徴的な松茸はアカマツの木の根に生えるきのこの一種です。特に私たち日本人に最も好かれているきのこですね。また、江戸時代から「まつたけ百匁は米一升」といわれるほどの高級食材の代表的存在でもあります。
“きのこの王様”松茸の最大の魅力はあの豊かな香りであり、“香りの王様”とも呼ばれています。「香りまつたけ味しめじ」ともいわれ、好まれる独特の強い香りを持ち珍重されていますね。香りだけでも味わいたいという人は多いのではないでしょうか。
これは 松茸特有の芳香成分で「桂皮酸メチルエステル」「1-オクテン-3-オール」 「2-オクテン-1-オール」などです。そして特に、この桂皮酸メチルというエステルが松茸の独特な香りの鍵を握っています。
消化酸素の分泌を高めて、食欲を増進させる ため、ストレスなどで食欲がないときや、胃腸の調子があまりよくないときに効果的 ですよ。また気持ちを穏やかにする作用があるともいわれています。
料亭の女将もやっぱり秋にはあの高級食材が食べたくなります。
2014.10.2