料亭の女将が教える乾杯のマナー　正解は？

トップページ>
ちかげ女将のブログ>
料亭の女将が教える乾杯のマナー　正解は？

2014.11.30

大垣の料亭助六のちかげ女将です

料亭を利用していただく機会は、忘年会や新年会、結婚式や祝賀会、接待やご家族の記念日、法要の集まりなどとても多様です。私は毎日様々な乾杯の瞬間を目にしています。お酒や食事をはじめるときに「乾杯（献杯）」はつきものですが、その時々に応じた乾杯のマナー、守れていますか？

「グラスを合わせない乾杯」
乾杯マナーの基本は、グラスをカチッと合わせず、グラスを目の高さまで掲げて「乾杯」と発声し、一口飲むが正解です。また、目上の人との乾杯は必ず両手でしてください。利き手でグラスをもち、反対の手を添えるように持ちます。

「グラスを合わせる乾杯」
グラスを触れ合わせたりぶつけたりするのはあくまでカジュアルな集まりの時ですが、日本の宴会のシーンではグラスをカチッと合わせることは意外に多いものです。その時は、目下の者は目上の者のグラスよりほんの少し下に位置してグラスを触れ合わせて下さい。同じ高さで乾杯すると『貴方と私は対等な立場』ということになりかなり失礼です。