助六の料理は「会席」か「懐石」おわかりですか？

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助六の料理は「会席」か「懐石」おわかりですか？

2015.4.16

大垣の料亭助六のちかげ女将です

助六の料理は会席料理です。そもそも会席料理とはどういうものかご存知ですか？

よく似た「懐石料理」と混同している方も多いかもしれません。
どちらも西洋料理でいうところのフルコースのことです。

「懐石」という言葉は、千利休が茶道を確立した時代に、お茶の前に出す料理の作法として広まりました。
茶の席の料理として更に発展させたものが懐石料理と呼ばれています。
ですので、ご飯も最初から出ますし、量も控えめで、お茶を楽しむための料理です。

一方会席料理は、もともとは俳句を詠む人たちが句会を行った後に楽しむ料理、という事で始まり、江戸時代以降はお酒を楽しむための料理というのが定着しています。
懐石料理より豪華なものが多く、基本は一汁三菜ですが、さらにお通し・揚げ物・蒸し物・和え物・酢の物などの酒肴が加えられ、最後にご飯・味噌汁・香の物、水菓子となります。
器にこだわったり、ご飯も炊き込みご飯であったり、旬の物を多く使うなど見た目でも楽しめます。