大垣の料亭助六のちかげ女将です。
桜が見頃の時期になりましたね。
皆様は、お花見に出かけられたでしょうか?
桜を愛でる際に食べるものといえば、三色団子。
わたしは桜の鑑賞そっちのけで夢中になって食べてしまうくらい三色団子が大好物でございます。(笑)
ところで、なぜ三色団子は「赤」「白」「緑」なのかご存知でしょうか。
以下のような理由があるのです。
①神様が喜ぶ色
「赤」「白」=紅白=縁起物の色
「緑」=草の色=邪気を払ってくれる、魔除
そもそも、桜という言葉自体が神様を表しています。
そのため、神様に喜んでもらうこの三色なのです。
②言葉遊び
お次は、色を季節の風物詩に例えます。
「赤」=春の「桜」
「白」=冬の「白酒」
「緑」=夏の「草木の緑」
何かお気づきになりましたでしょうか?
「秋が無い!」
お見事でございます。その通りです。
秋が無い=飽きない
三色団子は飽きない程美味しい食べ物だということを表しているのです。
③季節の移り変わる桜の色を表現している
「赤」=蕾
「白」=花
「緑」=葉
・・・三色団子は奥が深いですね。
この三色が連なっているのは、以上のような意味が込められていたからなのですね。
「一本の串にある三つの団子でこんなにも新発見が!!」
と思われた貴方、是非お花見の際に話題にしてみてください。
ここまで読んでいただいた貴方はきっと、日本人の和菓子へのこだわりの深さに感動したはずです。
そして、お花見は外で行うものだと思われていないでしょうか?
違います。
なんと助六では、室内で満開の夜桜を楽しめるのです!!
今週から大広間に展示しております。
この夜桜をご覧になった大勢のお客様には
「桜が咲いている!素晴らしい!」と喜んでいただいております。
お花見へ出かけると、人が混んでてイヤだわ・・・という方にも
「こんなに大きくて立派な桜を贅沢にゆっくりと眺めれるなんて良いわね」と言って頂けました。
期間限定で4月6日までです。
料亭の女将は三色団子を片手に満開の夜桜を楽しむ。