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本日は、「刺身の食べ方」をご紹介いたします。
皆様は、お刺身とご一緒に”わさび”をお召しになるでしょうか？
わさびの美味しさといえば、
なんといってもあの”ツン”と鼻に抜ける辛みと、
独特の香りだと思います。
私はお刺身やお寿司には、わさびが欠かせません。
お刺身を食べるとき、お醤油にわさびを溶かして、
わさび醤油にした食べ方をされることがあります。
実はこれ、マナー違反なのです。
食べ終えた後の醤油の見栄えも悪くなり、
さらにはお醤油と混ぜることで、
わさび本来の香りや風味も損なわれてしまうからなのです。
また、和食では「混ぜる」という行為自体が、美しくないとされております。
では、どうすれば良いのでしょうか？
お刺身に必要な分、わさびを乗せ、
お醤油につけていただく食べ方が「正しい」食べ方です。
この食べ方は美しいだけでなく、わさび本来の香りや苦みもしっかりと味わえます。
さらにお刺身・お醤油・ワサビの味をバランスよく感じることができる、
実は素材の美味しさを最大限に引き出してくれる食べ方なのです。
マナーを守り丁寧にお食事をされる方と
ご一緒に食べるご飯は、いつもの何倍も美味しく感じます。
色んなシーンでお刺身を食べる機会がありますが、
是非、正しい作法でお食事を心がけてみて下さいね。
和食を楽しむ料亭の女将は、わさびの香りに食欲が増します。
