皆様は「マコモ茸」を食べられたことはございますか?
マコモ茸は、中華料理の中で高級な野菜として用いられています。
マコモ茸は、和名「マコモ」ともいう中国原産のイネ科の多年生植物の、
根元に出来る肥大した茎の部分を指します。
水田で栽培される過程でこの茎の部分が、
食用菌である「黒穂菌」の寄生により肥大します。
この黒穂菌の胞子は、成熟すると墨のように真っ黒で、
日本ではお歯黒や眉墨、漆器の顔料などに用いられてきた歴史もあります。
また「マコモ」は昔から「神が宿る草」と言われ、
全国の多くの神社の御神体として使われてきました。
マコモ茸は味にクセがなく、柔らかい筍のような食感で、
ヤングコーンのような香りも楽しめます。
味にクセがないので、さっと茹でたり、グリル焼き、炒めものにも向いている他、
新鮮なものは生食でも美味しくお召し上がりいただけます。
更に低カロリー、食物繊維も豊富です。
それだけでなく、カルシウム、ビタミンB群、亜鉛などの必須栄養素を豊富に含みます。
マコモの根を粉末状にして風呂の入れると、水が腐らないと言われているほど、
すぐれた体内浄化作用を持つため、
アトピーや切り傷などにいいのではと、商品化もされています。
特別な力をもつマコモ茸。
どんな料理にも合う万能性を持つだけでなく、
神秘的でもあり更に体にも良いのですね。
是非一度ご賞味くたさいませ。
和食を楽しむ料亭の女将は、マコモ茸が美味しくヘルシーなのでつい沢山摂りたくなります。