大垣の料亭助六のちかげ女将です。
今年も鮎の時期がやって参りました。
5/11に長良川の鮎友釣りが解禁となり、助六にはその翌日に初入荷されました。
長良川の清流で育まれた天然鮎は味も香りも抜群
極めて良質な水に恵まれた長良川は日本屈指の鮎の聖地として有名です。
普段街中で出回っている鮎は大ぶりのものですが、それとは違い“小ぶりで上品”であるのがまさに長良川ブランド。
店頭で出回るものは、完全養殖か、卵を孵化させて稚魚に育て放流した準天然物がほとんどのため、天然鮎は大変貴重です。
鮎ならではの香気と風味を感じるには長良川で釣れた天然鮎がベストでしょう。
5~6月の小ぶりの鮎こそが狙い目
骨は柔らかく頭から尻尾まで食べらるのはこの時期だけです。
旬に獲れた鮎に限っては川魚特有の臭みがなく、スイカのような独特の甘い香りがしますよ。
いろいろな調理方法があるけれどやっぱり塩焼きが絶品
鮎の最も美味しいとされる食べ方は塩焼きです。
旬の鮎であれば独特の甘い香りを最も楽しむことができる食べ方です。
骨が細かいため食べるのが大変のように感じるかもしれません。
ですが、尾を切り離した後に頭を引っ張ることで小骨まで簡単に取り除くことができるのです。
助六では鮎とサツキマスの塩焼きが味わえます。
料理長による絶妙な焼き加減をご賞味ください。
鮎は縄文時代から愛されている川魚
ここで鮎に関する豆知識。
縄文遺跡で鮎の骨が発見されたことから日本人は縄文時代から鮎を食べていたことになります。
平安時代に編纂された三代格式のひとつである延喜式(927年)にも鮎が登場しています。
江戸時代になると調理方法が増えたとされ、鮎は昔から日本人の生活に密着した魚であったことが伺えますね。
岐阜の夏を代表する鮎づくしのお料理は、県外からのお客様へのおもてなしとしても喜ばれるでしょう。
助六の「鮎づくし会席」や「涼風会席」で鮎のお料理を存分にご堪能下さい。
長良川の天然鮎を食べるお店で迷ったら、料亭助六へお越しいただければ間違いありません。