さて、本日は「忘年会」のマナーをご紹介します。
忘年会とは、実は日本ならではの行事です。
忘年会とは、実は日本ならではの行事です。
鎌倉時代、年末に行われた「物忘れ」と呼ばれる行事がルーツとなり、
現代では、年末行事として、
その年の終わりに慰労の意味を込めて、
一年の苦労などを忘れるために盛大に執り行う宴会です。
さて、忘年会で避けて通れないのが「お酌」です。
取引先の相手や、上司、同僚にお酌は必要不可欠ですよね。
スマートにお酌が出来ると、自分の印象も上がりますし、
お酌は相手との距離を縮める大切なコミュニケーションツールです。
マナーとしては、同席している人のグラスが空のままにならないようにします。
グラスにお酒が半分以下、または空になっていることに気が付いたら、
「お注ぎします」「何かお飲みになられますか」など声を掛けましょう。
相手にお酌をしていただいたら、一口飲みましょう。
お酌後すぐにテーブルに置いてしまうのは、相手への失礼にあたります。
お酌をする際のビンビールの持ち方は、
手の平を下に向け、ラベルが上を向くようにしてビンを両手で持ちます。
その際右手でビンの真ん中あたりを持ち、
左手で底を支えるようにして注ぐと綺麗です。
最初はゆっくりと、徐々に勢いをつけて注ぎ、またゆっくり注ぐとバランスよく泡が経ちます。
日本酒の場合は、お銚子を片手で持ちます。
場所は首ではなく、中央を持ちましょう。
日本酒を注ぐ場合も、はじめは少量ずつ、
徐々に多くして、最後はまた少量にしてお猪口8分目を目安に注ぎましょう。
また、注ぎ終わりはお銚子を軽く回し、こぼれないようにします。
忘年会ではマナーを守り、相手とコミュニケーションを取り親睦を深めながら、
よりよい人間関係を築きましょう。
和食を楽しむ料亭の女将は、上手いコミュニケーションの取り方を伝授します。