毎年年末に行われる行事といえば、
「忘年会」がありますね。
皆さんは、「忘年会」が日本独自の行事ということをご存じでしょうか?
その証拠に、フランス語にも、ドイツ語にも、
「忘年会」に相当する単語は無いのです。
日本初の忘年会は、鎌倉時代、年末に行われた
「年忘れ」と呼ばれる会が起源とされています。
当時、忘年会の目的は、
連歌を読むことでした。
現在のような形式の忘年会になったのは、
江戸時代からと言われています。
一般庶民が、一年の憂さを晴らすため、
年末に親しい者同士で集まり、
酒を飲みかわすようになったのが始まりとされています。
そして明治時代になると、忘年会が年中行事化されたそうです。
この頃から、忘年会は現在とあまり変わらない、
年末の定番行事になったのですね。
あと2か月で、2016年も終わりを迎えますね。
今年も年末に、大切な人たちと、
美味しいお料理を食べながら、
楽しい時間をお過ごし下さいね。
和食を楽しむ料亭は、日本行事”忘年会”の伝統を伝承し続ける場所であるよう、努めています。