寒さに耐えれば耐えるほど、
栄養価が増すと言われるほうれん草。
ほうれん草はとても栄養価が高く、緑黄色野菜の代表です。
夏のものよりも冬に穫れたものは3倍も栄養価が増すとされています。
ほうれん草は、アカザ科ほうれん草属の野菜で、
原産地はペルシャ地方とされ、
日本には江戸時代に伝わったと言われています。
ほうれん草はヨーロッパやアメリカなど、
世界各地で食用とされています。
日本でも全国各地で栽培されています。
様々な品種が地域を変えながら収穫され、
通年市場に出回っています。
ほうれん草の本来の旬は、11~1月の冬です。
この時期は色も濃く、栄養分が増して甘みがあります。
甘みが増す秘密は、霜に当たることだと言われています。
ほうれん草は、
カロチンやビタミンC、鉄分を多く含みます。
カロチンは抗酸化作用があると言われ、
発がん性物質の毒性を激減、
がん予防効果が期待できる他、動脈硬化予防もあるとされています。
また、肌荒れ防止や風邪予防にも有効的です。
消化も良いので、体質改善や病人食としても向いています。
根元の赤い部分には、骨を丈夫にするマンガンが豊富に含まれますので、
土を良く洗い落として根元まで食べましょう。
栄養価が抜群のほうれん草。
手軽に手に入るので、常に取り入れたい食材の一つですね。
和食を楽しむ料亭の女将は、ほうれん草のお浸しが大好物です。