大垣の料亭助六のちかげ女将です
新米おもてなし係にまたやられてしましました。
焼酎のお湯割りの作り方
焼酎のお湯割りはお湯を入れてから焼酎を入れるのが当然の作り方です。
でも、学生のおもてなし係にとっては全く新しいことで知らないようです。
グラスに焼酎を入れてそれからお湯を入れてマドラーで混ぜるのです。
「ちょっとまって!、違いますよ!!」と叫んでしまいます。
マドラーで混ぜるとお湯がさめてしまい、せっかくのお湯割りが台無しです。
始めにお湯を注いだ後に焼酎を入れれば自然とお湯と焼酎の比重の重さの違いで焼酎が自然にお湯のなかに落ちていきます。そうすると、お湯もさめづに、まろやかな焼酎のお湯割りを飲んでいただけます。
6,4の意味
また、「6、4んでお願いね。」というと、「え?」ていう顔を。
またまた、「焼酎の地元では6,4は6が焼酎で4がお湯で、この割り方だと一般的な焼酎の度数である25度の焼酎であれば約15度になり、日本酒より少し度数が高いという程度になるんだよ。でも助六のお客様は6がお湯で4を焼酎にして日本酒よりも低い度数でお飲みになるから。」と説明付の実践です。
30年も料亭で働く女将にとって当たり前でも新米おもてなし係には初めてのことばかりなようです。
あーあー、先が思いやられます。
料亭の女将は根気よく新米おもてなし係を教育いたします。