秋の味覚の一つに
「秋刀魚」がございます。
名の通り、
銀色に輝く、刀のような細長い体が特徴的で、
秋にとれる刀のような魚という意味から、
名前が付いたと言われています。
一般的に食用とされるようになったのは、
江戸時代からで、
「秋刀魚が出ると按摩が引っ込む」と言われていた程、
栄養価も高い魚です。
風邪予防を始め、
脳梗塞や心筋梗塞の予防や、脳の活性化にも効果があるとされています。
秋刀魚は冬の産卵期に向けて、
秋に最も脂が乗り、より美味しく味わうことが出来ます。
選び方のポイントは、
体が輝きながら反り返っているもの、
澄んだ目をしているもの、
口先が黄色くなっているものが、
脂が乗っていて新鮮で美味しくいただけます。
脂が乗った秋の秋刀魚は、
シンプルな「塩焼き」が代表的ですが、
新鮮なものは刺身でも美味しくいただけます。
青魚の刺身が”苦手”という方でも
臭みが無く食べやすいですよ。
秋ならではの脂の旨味と、プリッとした食感は、
すっきりした辛口の日本酒にもよく合いますよ。
是非旬の秋刀魚の味を、この時期お楽しみ下さいね。
料亭の女将は、秋刀魚の塩焼きにご飯が何杯でも進みます。