師走に突入し、今年も残すところあと僅かとなりましたね。
やり残したことはございませんか?
料亭の女将はお掃除や来年の準備など、
少しずつ精力的に取り掛かっていきます。
さて本日は「葬儀」のマナーをご紹介します。
急に訪れる葬儀の機会。
故人や、ご遺族に失礼の無いようにしたいですよね。
葬儀のマナーの中で、
服装で気をつけたいことをまとめました。
葬儀に着用する服といえば、喪服。
喪服とは、
ご遺族が「喪に服している」ということを意味するものです。
喪服には
正式(モーニング・和装など)、
略式(ブラックスーツ・ブラックフォーマル)があります。
参列する場合は、
故人を偲ぶための正装という意味で、
親族よりも格が上にならないよう、
略式の喪服を着用しましょう。
男性の場合は、
スーツはダブル、シングル、三つぞろいどれでも可能です。
白シャツに黒無地のネクタイを着用し、
靴は金具の無い黒を着用しましょう。
派手なアクセサリーは付けないようにしましょう。
靴と靴下は黒を、靴は光沢のないものを履きましょう。
女性の場合は、
肌をあまり見せないようにします。
夏場でも五分袖まであるものが望ましいです。
また、ストッキングと靴は黒を着用します。
靴とカバンは黒の布製が正式ですが、
靴は光沢が少なく金具の無いものでも良いです。
派手な化粧、ネイルは避けましょう。
冬場寒い日はコートを羽織ることがありますが、
会場に入る前に脱ぎましょう。
また毛皮や革など生き物の皮製のものは、
殺生の意味合いがありますので、
着用は避けましょう。
ハンカチは黒か白のみを用意しましょう。
また服はいつでも着用できるよう、
用意しておくと、
いざという時スムーズに準備ができます。
意外と服装だけでもルールが多いですが、
故人を失礼無く送り出せるよう、
マナーをしっかりと守りましょう。
和食を楽しむ料亭の女将は大切なマナーを丁寧に伝授いたします。