大切なお客様をお出迎えする時、
当たり前のように座布団をお出ししますよね。
また自分が友人などの家に招かれる際、
座布団を用意してもらうことがありますね。
何気なくいつもセッティングする座布団ですが、
実は、
かつては高貴な方しか使用することが出来ませんでした。
座布団に座る際、
つい踏んでしまうことはありませんか?
実はこの動作はタブーで、
失礼にあたる行為なのです。
まず座布団を踏むと、
中の綿を潰してしまいますよね。
ものを粗末に扱う印象すら相手に与えてしまいます。
座布団をまたぐことも同じです。
また座布団は、
高貴なお客様を敬い、おもてなしをするという
意味が込められているものでもあり、
座布団を踏むことは、
その敬う心を踏みつけるという意味にあたるのです。
そのため相手に大変失礼な行為になりますので、
気をつけましょう。
日本の文化には、一つ一つ大切な意味があるのですね。
和食を楽しむ料亭の女将は、粋な日本文化を伝授いたします。