寒い冬は、
日本酒を熱燗でいただいて、
ホッと一息つきたくなるもの。
本日は、熱燗についてご紹介いたします。
熱燗は、日本酒温めたものを指しますが、
実は温度により、呼び名が異なります。
雪冷え‥5度前後
花冷え‥10度前後
涼冷え‥15度前後
常温‥冷や
日向燗‥30度前後
人肌燗‥36度前後
ぬる燗‥40度前後
上燗‥45度前後
熱燗‥50度前後
とびきり燗‥55度前後
熱燗は、徳利から湯気が生じ、
さわると熱く感じるのが目安です。
飲むとキレが良く、
香りはシャープに変化します。
温度により日本酒の味わいが変わるのは、
アミノ酸が関係していると考えられているそうです。
酒でこれほど温かさに幅があるのは、
日本だけです。
複雑な綾織のような日本酒の味わいの変化は、
奥深く面白いですよね。
是非、温度別で飲み比べてみてください。
ちなみに家で飲む場合、
ラップをしてレンジで40秒ほど温めると、
人肌程度の温かさになります。
ラップをせずに温めると、
香りやうまみが飛んでしまいますので、
気を付けましょう。
また、熱い湯を張った鍋で温めらる場合、
2-3分を目安にしましょう。
それ以上温めると、アルコールが飛びやすいので、
気を付けましょう。
和食を楽しむ料亭の女将は、冬は熱燗を飲んでリラックスします。