大垣の料亭助六のちかげ女将です
毎日こぴっと仕事をしている女将です。
先日、110食ものお寿司の注文をいただきました。
「助六」と言うと、必ず「お寿司屋さんですか」と尋ねられます。
助六寿司の言われ
助六寿司の「助六」は、歌舞伎十八番のひとつ。「助六所縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」の通称で、主人公の名前でもある「助六」に由来します。
助六の愛人は吉原の花魁で、その名を「揚巻(あげまき)」といいます。
「揚巻」の「揚」を油揚げの「いなり寿司」、「巻き」を海苔で巻いた「巻き寿司」になぞらえ、この二つを詰め合わせたものを「助六寿司」と呼ぶようになりました。
「揚巻寿司」ではなく「助六寿司」となった由来は、江戸っ子らしい洒落であえて「助六」の名を使ったとする説や、この演目の幕間に出される弁当であったからという説もあります。
(ウディペキアより)
助六独自の助六寿司
皆様にそう思われてるのなら、当店オリジナルの「助六寿司」を作ろうと10年前に料理長が
大垣名物の芭蕉豆腐を使った揚げ寿司を。巻き寿司には干瓢の代わりに飛騨牛を入れ商品化して売り出しました。
揚げの味付けが柔らかさが絶妙だとお寿司屋さんから「揚げの炊き方を教えてほしい」と問い合わせがあったほどです。
そんな助六寿司の注文が。社内運動会の昼食にしたいと110食のご注文をいただきました。お寿司屋さんでもないのに110食もの大量注文。嬉しいやら大変やら、なんせ日頃のお弁当配達は5個、10個といった単位。110食を安全にお届けしなくてはいけません。炎天下でのお食事ですので食中毒にならないように一つ一つに抗菌シートをかぶせアイスノンを入れ、念には念を入れました。また、配りやすく包まさせていただきました。
朝早くから助六従業員総動員でがんばり、無事約束の時間に配達できました。
そこからが女将の仕事、お礼状を出して味はどうだったか、何か不備がなかったかをお尋ねします。なんと、お客様から、「美味しくて、完璧でした。」とのお返事。料亭冥利に尽きる一言です。また、頑張れる理由がお客様の一言です。
料亭は専門店ではないのでどんなお仕事も丁寧に一つ一つをやり遂げます。