会席料理には必ずでてくる天ぷら。
塩や天つゆが一緒に出されますが、
正しいつけ方ををご存知でしょうか?
まずは天つゆのつけ方について。
天つゆの薬味は天つゆの中に入れましょう。
そして天つゆの器を左手に持ち、天ぷらを3分の1くらいつけていただきます。
天つゆにつけたら衣がふやけないうちに、いただきましょう。
次に塩のつけ方について。
天ぷらを直接、塩皿の中の塩につけがちですが、
実はマナーとしては違います。
直接つけるとさじ加減ができず塩辛くなるので、
天ぷら全体に指で少しつまんで、
周りに飛ばないよう低い位置から振っていただきましょう。
このとき、懐紙を二つ折りにして天ぷらを受けながらいただくと、
塩がこぼれません。
以上が天ぷらに付いてくる、天つゆと塩の正しい付け方です。
会席料理などで天ぷらが出てきた時は、
付け方を思い出してみて下さいね。
和食を楽しむ料亭の女将は、美しいマナーを伝授いたします。