本日は「伊勢海老」をご紹介いたします。
冬の海の幸の一つ、伊勢海老。
伊勢海老独自の甘さとぷりっとした食感、
そして味噌の濃厚な味わいは、
海幸の中の代表格といっても過言でないほど。
旬は10~1月頃。
冬の波が荒れる時期が、最も美味しくなるとといわれています。
10月から漁獲が盛んになり、
春になると産卵期に入ります。
乱獲を防ぐため、春以降禁漁とする地方もあります。
伊勢海老はその長い髭と腰が曲がった姿から、
長寿を祝う縁起物として、古くから貴ばれてきました。
伊勢神宮では神饌として用いられ、
正月のしめ飾りや鏡餅、祝膳には欠かせない存在です。
結婚式にも定番の食材ですよね。
他にも伊勢海老の堅い殻を
武勇を象徴する甲冑に例えて、
戦勝の縁起物ともされていたり、
鮮やかな赤い色から、魔除け・厄除けの縁起物ともされています。
伊勢海老の美味しい食べ方は、
お刺身にして程よい甘みとプリプリの食感をそのまま楽しんでも良いですし、
茹でたり焼いたりしても伊勢海老の旨味がギュッと凝縮され、
口の中で旨味をたっぷりと味わえてオススメです。
他にも伊勢海老の出汁がしみ込んだ汁物も美味しいですよ。
助六でも今月のお料理では
伊勢海老とセル牡蠣のせいろ蒸しをおもてなししています。
是非旬の間に、冬の味覚王「伊勢海老」をご堪能くださいね。
和食を楽しむ料亭の女将はプリプリの伊勢海老が大好物です。