如月は旧暦の2月を指す言葉でしたが、
現在は旧暦2月=新暦2月と考え、
如月を新暦の2月の別名として使用しています。
旧暦の2月を新暦に換算すると、
2月下旬から4月上旬ごろに当たり、
一ヶ月ほど時期がズレています。
ちなみに如月は、
もともと「衣更着(きさらぎ)」という漢字で、
「寒さが厳しく衣を重ね着する季節」という説が有力だそうです。
他にも、天気が良くなり陽気が更に増すので「気更来」「息更来」、
春に向かって草木が生え始めるので「生更木」、
お正月に迎えた春が更に春めいてくるので「来更来」という説もあるそう。
また、草木の芽が張り出す月ということで「草木張り月(くさきはりづき)」が、
「きさらぎ」に転じたという説があるそうです。
「如月」という漢字が当てられたのは、
中国の2月の異名「如月(にょげつ)」が由来していて、
寒い冬が終わり、春に向かって万物が次第に動き始めるという意味があります。
由来がたくさんありますが、
どれも納得がいきますよね。
よく考えられているなと改めて思います。
春に向かっているという意味で如月ですが、
この時期はまだまだインフルエンザが流行っていたり、
気温が寒く風邪などひきやすい時期です。
ゆっくりと休息を取ったり、身体を温めたりして、
万全な風邪予防をして下さいね。
和食を楽しむ料亭の女将は、 昔の人の考えに感心しています。