宴会などで1人先に帰ることがありますよね。
そんな時に黙って帰るのではなく、
招待してくれた人への気遣いを示したいものです。
帰る際に、招待してくれた相手に対し
「ご馳走になって恐縮ですがそろそろ帰ります」
などと表現しがちですが、
「いただきだちで恐縮ですが、そろそろお暇(いとま)させていただきます」と言うとよりスマートです。
「いただきだち」とは、
ご馳走になってすぐに席をたつことです。
「お暇させていただきます」の「お暇」には、
仕事から解放すると言う意味があり、
「お暇する」は、退出することや帰っていくこと、休暇を取ることなどを指します。
「帰ります」「ご馳走になって」よりも
スマートに聞こえる表現ですね。
宴会などですぐに帰るのは、
相手や他の方にも失礼な気がしますが、
そうせざるを得ないこともあるかと思います。
「お名残惜しいですが」(帰りたくないのですが、仕方なく)や、
「お粗末様でした」(ごちそうさまでした)
なども覚えておくと、いざという時に役立ちますよ。
スマートな表現だと、聞いていて気持ちが良いですよね。
是非、これらの表現を使ってみてくださいね。
和食を楽しむ料亭の女将は、美しい日本語を日々勉強しています。