本日は「伊佐木」をご紹介いたします。
伊佐木の引き締まった白身は、
刺身や塩焼きに定評があるほど、美味しい魚です。
伊佐木は地域によってはイサギとも呼ばれるスズキ系の魚です。
6月頃から9月頃にかけて産卵期となり、
最も美味しい旬の時期はこの産卵期と重なります。
初夏の5月頃から7月頃までの梅雨頃とされ「麦わらイサキ」、「梅雨イサキ」などと呼ばれています。
「鍛冶屋殺し」という異名がありますが、
これは昔和歌山で「伊佐木の骨がのどに刺さって死んだ鍛冶屋がいた」という所からそう呼ばれているそうです。
そして「イサキの生き腐れ」と言われるように、
新鮮なものでも目はくもっています。
選ぶなら腹に張りのあるものを、
ぼやけた色のものは、 避けるようにしましょう。
新鮮なイサキは身の締まり方も全然違うので、
美味しい食べ方の幅も広がります。
旬の新鮮な伊佐木は脂乗りがよく、身が引き締まっています。
助六では今月のお料理で、
伊佐木の造りをおもてなししています。
この時期だからこそ脂のりが良く、
まったりとしたコクと極上の旨みが詰まっていて絶品です。
是非じっくりとご賞味くださいませ。
和食を楽しむ料亭の女将は、伊佐木のお刺身が大好物です。