プライベートだけで無く、
ビジネスシーンでも相手に手紙やメールを送る際、
文章の冒頭に季語を使いますよね。
本日は、センスが良いと思われる、季語をご紹介いたします。
今の季節は、秋。
この時季にぴったりの季語は「秋簾(あきすだれ)」です。
暦の上では秋がはじまったものの、
暑さはまだ残っていて、
夏の間日よけとして使っていた簾をまだ吊っている。
これを、秋簾といいます。
簾に、行く夏を惜しむ気持ちを込めた「簾名残(すだれ)」という言葉もあります。
さらに秋が深まると、落葉樹の葉が色づき、紅葉の季節を迎えます。
楓など、葉が赤く色づくものを「紅葉」、
銀杏など、黄色く色づくものを「黄葉」と使い分けることもあります。
木々だけで無く、野の草も色づくことを「草紅葉」と言います。
他に、水面に落ちて浮かぶ木の葉を船に例えて、
「落ち葉船」と言います。
表現がお洒落ですよね。
このように、その時季に合った粋な季語を使うと、
「センスのある方だな」と、相手からの好印象にも繋がります。
この季節に手紙やメールで文を書かれる際は、
是非、これらの季語を使ってみてくださいね。
和食を楽しむ料亭の女将は、粋な言葉遣いをを心がけてます。