本日は、冬の季語について。
冬には様々な季語があります。
これも冬に使うの?というようなものもあるんです。
では早速、ご紹介いたしますね。
寒の季節に入ることを「寒の入り」「小寒」と言います。
冬が深まってくると、気温が0度未満である「真冬日」になることもあります。
天気予報で「明日は真冬日です。」と言われていることがありますよね。
そして特に寒さの厳しい頃を「厳冬」と言うのに対して、
平年より暖かい冬を「暖冬」と言います。
一番寒い時季は「大寒」と言い、
寒が明けて立春になる「寒明け」を迎えます。
他に、「冬ざれ」は、冬が本格的に訪れて
冬の荒れ寂れた様子を表現する季語です。
「小春日和」は比較的良く耳にする季語で、
春と勘違いされることもありますが、
実は冬に使います。
初冬の頃の良く晴れて暖かい日和のことです。
「冬至」は太陽の黄経が270度に達し、
北半球では正午時点での太陽の高度が一番低く、
春が最も短いとき。
この日はゆず湯に入り、かぼちゃを食べる習慣がありますね。
最後に「薄氷」は、
春先で非常に薄く張る氷のこと。
溶け残った薄い氷のことも意味します。
この頃の氷は滑りやすいので注意しますよね。
冬はこの様に様々な季語があります。
手紙やメールで文字を書くときなど、
その時々に相応しい季語を使いましょう。
和食を楽しむ料亭の女将は、冬の季語で手紙に「粋」をプラスします。