どんな料理にも大活躍してくれるあさりは、2〜4月の春と、9〜10月の秋頃に旬を迎えます。
あさりは春先と秋に産卵する貝で、産卵期に入ったあさりは身がふっくらで肉厚。
旨みがたっぷりと詰まったジューシーな味を楽しめますよ♪
美味しい理由のひとつは、コハク酸という旨味成分がたっぷりと含まれているからです。
あさりをより美味しく食べるためには水から加熱することがポイント。
水から加熱することでよく旨味成分が出て美味しくなります
余りにも身近な魚介なので、あまり意識して見ることはありませんが、
実はあさりほど、柄が多種多様な貝類は無いと言われています。
環境の違いで、模様のパターンに地域差ができるそう。
また成長過程にともなう貝殻の拡大がさまざまな模様を生み出すの言われていますが、
その仕組みはまだ解明されていないようです。
今が旬のあさりは、
助六の先付けで、あさり豆腐にしておもてなししています。
お豆腐にあさりの旨味がじんわり染みて、上品なやさしいお味。
程よい酸味があり、ミルキーな豆乳クリームチーズを掛けた、
さっぱりなのに濃厚な、新感覚の一品です。
また焼物の付け合わせで、あさりとほうれん草のおひたしにしておもてなしいたします。
ほうれん草のおひたしが、あさり出汁のコクで、旨味がグンと上がります。
旬のプリプリのあさりのお味をお楽しみくださいませ!
和食を楽しむ料亭の女将は、あさりのお出汁を味わいながらいただくのが好きです。