大垣の料亭助六のちかげ女将です。
春から夏にかけて土曜日、日曜日にはお宮参りのご予約をたくさんいただきます。
お宮参りとは
❝生まれた子供を初めて家の外に連れ出し、近くの神社などにお参りする
儀式を「宮参り」「初宮参り」と言います。かつては、自分の氏神を祀っている神社に連れていき、新しい氏子として認めてもらうのが習わしでした。「宮参り」を「氏子いり」とか「見参(げんぞ)参り」ともいうのはそのためです。つまりは、生まれた子供をその土地を守る氏神様に認めてもらい、地域社会の一員にするための儀式だったのです。もともと平安時代には、貴族の間で「歩行初め(あるきぞめ)」という習わしがあって、生後二十日から五十日ごろの子供を連れて、吉凶の吉の方角(恵方)に住む知人宅を訪ねたのが始まりと言われています。それが室町時代になって後の将軍足利義満が生まれたとき、幕府の威光を示すために大かかりな宮参りが行われたのをきっかけに、この行事が一般にも広まったと言われます。
現在の宮参りは、男子が生後三十二日目、女子が三十三日目に行うところが多く、地域によっては早いところで七日目(お七夜)に行い、遅いところで、百日目に行うなど、全国的に宮参りをする日はまちまちです。服装は赤ちゃんには「白羽二重」の着物を着せ、紋の付いた祝い着を上から羽織らせる形が正式なものです。両親も正装が望ましいかと思います。❞
昔は両親と父方の祖母が付き添っていたのですが最近は父方の祖母だけでなく母方の祖母が付き添うことも多くなってきています
子供が少ないので、両家の祖父母が付き添っていらっしゃいます。
よく、「一人の子供に六つのポケットと」言いますがまさしくそのもので、両家のご家族で楽しそうに食事をしていらっしゃいます。
子供がいなければ両家が集まることもないですしましてや食事などしないですよね。
子供は両家を結ぶ力もあるのです。まさしく「子は鎹」です。
百日目には赤ちゃんに特別のお膳をつけられます。
お赤飯 (お椀のふたができないぐらいの量を盛る)
蛤のお吸い物
野菜の煮物
鯛の塩焼きの切り身
沢庵 (歯固めの為)
少しずつ赤ちゃんの口元にもっていきます。
食に不自由しないようにという親心からきています。
皆様も赤ちゃんが生まれた際には家族みんなでお宮参りしてください。
料亭は、個室ですから赤ちゃんが泣いても気になりません、家族でゆっくりとお食事していただけます。