本日は「慶事」のマナーをご紹介いたします。
「慶事」とは、
人生の中で起こるお祝い事です。
代表的なイベントでは結婚式などが挙げられますが、
他にも出産や七五三や成人式、還暦など、年齢にまつわるものや、
新築や引越しなど、沢山種類があります。
このようにプライベートな関係に限らず、
ビジネス上でも発生します。
上司や同僚の就任や昇級、
取引先やグループ企業などの上場などが挙げられます。
社会人になり、交流の幅が広がると、
自然と慶事に参加する機会が増えていきます。
身近な人の慶事に参加するのは、
社会人としてのマナーでもあります。
さらにこうしたお祝いをすることは、
良好なお付き合いを続けるためにも不可欠になってきます。
慶事においての大切なマナーとしましては、
ます、相手に言葉で祝福を伝えましょう。
そして、慶事に招待された場合、
出欠ハガキをすぐに出します。
早めに返事をするのがマナーです。
欠席の場合、何らかの事情で出席できない旨を事前に電話で伝え、
それからハガキを送りましょう。
突然、欠席に◯を付けただけのハガキを送るのは、
ぶしつけな印象を与えてしまうので、避けましょう。
そして、ご祝儀を準備しておきましょう。
お祝いの品は事前に持参または送付しますが、
ご祝儀だけなら式当日に渡しても良いです。
お祝いの品は、相手に失礼のないように選びましょう。
相手が使いやすいものや、リクエストに添うと、喜ばれるでしょう。
包丁、ハサミ、割れ物など、
縁起の良くないものは避けましょう。
また、割り切れる偶数や4・6・9の数字も、
縁起が悪いので、避けましょう。
ただし、ペアや10個、12個(1ダース)など区切りのよい数字は問題ありません。
以上は、最低限のマナーです。
自分が恥をかかないために、
また相手への失礼に当たらないように心掛け、
気持ちよくお祝いをしましょう。
和食を楽しむ料亭の女将は、美しいマナーを伝授いたします。