スーパーなどで、おからを探しているとき
「卯の花」を目にすること、ありませんか?
「卯の花とおからって見た目が同じだけど、
どう違うんだろう?」
そんな風に考えたことがある方、
多いのではないでしょうか。
実は卯の花とおからは、全く同じなんです。
おからは漢字で書くと、「御殻」。
豆腐を作る過程で、豆乳を絞った後に搾りかすが出ます。
この搾りかすは大豆の殻の部分なので、 おからと呼ぶようになったのです。
このような理由があるのですが、
おから=お空のように聞こえることが縁起が良くないという風に考えられました。
そのため聞こえが綺麗な「卯の花」とも呼ばれるようになったのです。
春に白い小さな花を咲かせるウツギという植物があります。
ウツギは別名「卯の花」とも呼びます。
おからが一見、卯の花に似ていると昔の人は思ったのですね。
これが、おからを卯の花と呼ぶようになった由来です。
今では、おから=原材料そのもの
卯の花=おから、おからで作ったおかず
と、卯の花のほうが幅広い意味で使われているようです。
結局一緒のものですが、
由来を知ると面白いですね。
和食を楽しむ料亭の女将は、ヘルシーな卯の花が大好きです。