大垣の料亭助六のちかげ女将です
習字を習い始めて三年目。何とか続いているんです。
お稽古事が続いていること、とっても珍しいのです。
私が習字のお稽古が続けれる理由。
①早朝のお稽古だから
②月に2回だから
③先生やご一緒の生徒さんたちが私が休むと心配して電話をくださるので
「来週は出席します。」と言わざる負えない
以上の3つです。
中でも③の理由が一番重要でありがたく思っています。
早朝の為、前の晩に休むのが遅かったり、アルコールをいただきすぎたりすると
朝が辛かったりするので「行きたくないなぁー」病が起きてしまうのです。
が「だめ だめ 皆さんにまたお手を煩わせてしまうから。」と思い直し用意を始めます。
3年前は習字について何も知らない私でした。
お稽古の後は、筆と硯を洗うこと
上手な字を書くには筆を回すこと、肘を動かすこと
また筆の運びは正しい書き順を知っていないといけない。など無知な私でした。
書いては筆の運びが雑すぎると注意され
「ピッピッと跳ねすぎ、もっとゆっくりと女性らしい筆使いを。」と先生から同じことを何度もご指導いただいてます。
なかなか家では練習もできず、お稽古の当日のみなので上達はしませんが、
筆で字を書くことに対する気持ちが「いやだ、書けない」から「ちょっと書いてみようか、出来るかも?」に変わり展示会やご葬儀に行っても「記帳を」と言われても前向きな気持ちで記帳することができるようになりました。
「継続は力なり」 何とか5年 10年と続けてお客様に達筆な字でお手紙をお書きしたいと思っています。
先生に長生きをしていただかなくてはいけません
料亭の女将には大切にしなくてはいけないお稽古場があります。