こんばんは!
早いもので、2月も10日が過ぎました。
大垣でもこの冬初めて雪が降ってきましたが、
全国的にも今季一番の寒さだそうですね。
暖かくして風邪など引かれませんようお気をつけ下さいね。
本日は、藍鰆について。
藍鰆とは、北九州市藍島の漁師の方が、
藍匠衆という集団を結成し、獲った鰆から
脂のりが抜群に良くなる3キロ以上の鰆を
身体が傷つかないよう全て一本釣りし、
獲ったあとはすぐ毛布にくるみ、
エラから血を抜く。
そして配送に何日かかるか考え、
氷の量など梱包まで
魚体1つ1つに合わせて調節して
完璧な処理を行います。
この過程を経た鰆をブランド化したのが藍鰆です。
こうした処理をほどこされた藍の鰆は、
3日目あたりから味が熟成されていき、
保存方法によっては1カ月以上たっても生で食べることができます。
これが普通の鰆なら3日が限界。
凄いことですよね。
藍の鰆は、身がすごく繊細です。
船上放血神経締めを行うことで、
魚の身がとてもふわっとしています。
甘味があり、脂ものっていて、
加熱をした時の脂の出方がすごく良いのです。
助六の今月のお料理の【造り】では、
藍鰆をおもてなしいたします。
【造り】九州産・船上活しめ 藍さわら炙り
金目鯛 赤貝 鯛
藍鰆だからこそ味わえるふわっとした食感と、
炙ることで繊細な身から出る
たっぷりの脂はしつこさがなく、
香りも良く、贅沢な一品です。
是非、じっくりとご堪能下さいませ。
和食を楽しむ料亭の女将は、藍鰆の身の白さに大変驚きました。