大垣の料亭助六のちかげ女将です
和食マナーセミナーを初めてはや4年。今振り返るとよくやりはじめたなぁと自分で感心しております。人に教えることは、今までの私からは想像がつかないことです。
思い起こせば、2010年4月に初めてのインターン生を受け入れ、
①料亭文化を広めるために
②料亭 助六をお客様に知っていただくために という目的で何かできることはないかと学生が考えてくれました。
若い20代、30代のお客様を20名お集まりいただいて、講演会を計画いたしました。
第一回は企業の大野様に「コミュニ∸ケーションの取り方」
第二回は私が、「お座敷での接待」
第三回は自分で自分を変える方法を外部講師をお呼びして行いました。
大野様がPowerpointをプロジェクターを使った講演をされたのでインターン生が私にも原稿を基にPowerpointの資料をつくってくれたのが現在の和食マナーセミナーの講師をするきっかけでした。
「女将さんは料亭で生まれ、何十年も育っているので日本の文化を知っているから是非それを広めていくのが良いのでは。和食は日本文化のもっとも誇れるものです。」と当時のインターン生が和食に目をつけ私のできることを見つけてくれました。
最初は人前で話すのは苦手で声がふるっていました。原稿を棒読みするだけで何度も何度もインターン生を前にして練習を致しました。自分の姿が見えないのでビデオカメラを回して何度も学生とチェックいたしました。
学生たちが次から次へと原稿を作ってくれて多くのマナーを知ることもできました。
和食マナーを知らない学生目線で作ってくれたのです。
私と言えば生まれ育ったのが料亭でも正しいマナーを知りませんでしたので改めて学ぼうとネットで教室を探して勉強に行きました。それが小笠原礼法の安田先生との出会いです。
目からうろこの学びでした。毎月先生の教室で学ぶのが楽しくてお稽古事がほとんど続かない私が唯一続いているお稽古です。
和食マナーセミナーの講師をできるのも安田先生のおかげです。
そして、若い学生たちが私の能力を引き出してくれたのです。出会いは素晴らしいものです。
昨日、NPOカタリバ代表理事の今村 久美さんの講演をお聞きしました。
彼女が言った「偶然を楽しむと進む道が決まってくる」(Planned Happenstance Theory)とおっしゃたのはまさしく今の私だと講演を聞きながらうなずいておりました。
日本人として知っておきたいこと和の文化。和食は和の文化そのもの。と思い和食のマナーを再認識していただこうと日々講師をしている私です。
是非、年7回の助六の季節のお料理と和食マナーセミナーにお越しいただき和食を楽しんでいただきたいと思います。また、わたくしの講師ぶりも見て頂き評価をいただければ幸いでございます。
料亭の女将は偶然を楽しみます。
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