春といえば、蛤が美味しい季節です。
本日は、「蛤」のお話をさせていただきます。
皆さんは、蛤といえばどんな想像をされますか?
蛤と言えば、イベントで言うと結婚式やひな祭り。
他にもお吸い物や貝合わせを連想させる方が多いのではないでしょうか。
イベントや遊びにも使われる、珍しい貝ですよね。
蛤の旬は、2月~4月です。
それを過ぎると出産の時期に入るのですが、
産卵前が一番美味しくなります。
蛤の貝殻は、
同じ貝のものでないと、綺麗に合わないことから、
「夫婦和合」との意味を込めて、結婚式で使われたり、
ひな祭りでは、「よい伴侶に巡り合えるように」
と願を掛けて、お吸い物を飲む習慣があります。
日本料理で蛤といえば、酒蒸しやお吸い物が定番ですが、
スペイン料理にも蛤が良く使われていて、パエリアに蛤を入れると、
風味が増して美味しくなるといわれています。
( Photo by (c)Tomo.Yun )
貝合わせは、平安時代に始まった遊びです。
ペアの貝殻の内側に同じ絵を描き、それを裏返して、
トランプの神経衰弱のように、同じペアを当てるゲームです。
蛤をお召しになる際は是非、
お料理を味わった後、
貝合わせで盛り上がって下さいね。
和食を楽しむ料亭の女将は、魚介類たっぷりのパエリアが好物です。